歯をきれいに保つためのむし歯治療
1本でも多くの歯を残して健康な毎日を
歯は親知らずを除いて上下28本あります。将来的に20本以上の歯を残すことができれば、食事や会話などの日常生活に支障が出ないといわれています。健康な毎日を過ごすためにも、歯を20本以上残すことができるように、定期的に歯科医院に通いましょう。
むし歯(う蝕)がある部分には、症状に応じて歯の表面を削って修復する治療を行います。むし歯は保険治療が可能ですが、より審美性を保つために自由診療でセラミックの詰め物や被せ物を選択することもできます。ご希望の方はご相談ください。
なぜ自分の歯を
残すことが大切なの?
やむを得ない理由で歯を失ったときに選択できる義歯はさまざまですが、入れ歯やインプラントも天然の歯に勝るものはありません。
厚生労働省と日本歯科医師会が、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という目標の「8020運動」という運動を行っています。
「8020運動」を達成するには、年齢に応じたお口のケアがポイントです。調査によると、75〜84歳の約51%の方が「8020運動」を達成しています。当院ではこの数値をより高められるよう地域の皆様のお口の健康をサポートしてまいります。
(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「8020運動とは」 )
むし歯の進行と治療方法
むし歯は段階を踏んで進行し、進行状況によって、痛みの感じ方や治療方法が異なってきます。
むし歯の進行と治療法について簡単にご紹介します。
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CO(シーオー)
歯の表面にあるエナメル質が、わずかに溶けだした状態です。
- 自覚症状
ご自身で気づける症状はありません。
- 治療
歯を削る治療は行わず、適切な歯磨きができるようブラッシング指導を行い、「フッ素塗布」でむし歯の進行の抑制をめざします。
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C1
エナメル質がむし歯に感染し、小さく黒ずんだ穴が開いている状態です。
- 自覚症状
痛みやしみるなどの症状は、ほとんどありません。
- 治療
感染部分を削り、歯科用プラスチックやセラミックなどを使用して穴を塞ぐ治療を行います。
※セラミック治療は自由診療です
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C2
エナメル質の内部の象牙質まで、むし歯が進行した状態です。
- 自覚症状
象牙質は神経を覆っているため、冷たい飲食物がしみたり、痛んだりすることがあります。
- 治療
むし歯を削って、詰め物や被せ物で詰める治療を行います。自由診療では、高品質の白い素材の詰め物や被せ物を選択することが可能です。
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C3
エナメル質、象牙質を貫通して、むし歯が神経まで達した状態です。
- 自覚症状
歯が激しく痛みます。歯ぐきまで腫れることもあります。
- 治療
ここまでむし歯が進行すると、感染した神経を取り除き消毒する「根管治療」を行います。進行状態によっては、抜歯をすることもあります。
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C4
むし歯菌により歯の上の部分が溶けて、歯の根だけになった状態です。
- 自覚症状
神経が死ぬことで激しい痛みは治まりますが、歯の根の先に膿が溜まったり、歯ぐきが腫れて熱が出たりする症状を引き起こす恐れがあります。
- 治療
抜歯して、歯の機能を回復するための義歯を選択しましょう。歯ぐきを切って膿を出す外科処置を行うケースもあります。
忙しい方もお昼休みや
終業後にむし歯治療を
当院は、むし歯治療をはじめ、幅広い治療をワンストップで受診できる歯科医院です。平日も土曜も19時まで診療しており、昼休みがないためお仕事で忙しい方も休憩時間に通院することができます。
悪化したむし歯でも、ご自身の歯を残せる可能性を広げる治療を行っていますので、むし歯の症状がある方はお気軽にご相談ください。
お子様からシニアの方まで、あらゆる世代の方の治療を行っています。
【根管治療】