Column コラム

放射線とエックス線検査の安全管理について

こんにちは、人形町の歯医者のトワデンタルクリニック人形町です。

歯科でよく行われるエックス線(放射線)検査ですが、患者さんにとって気になる点も多いと思います。エックス線は、歯の状態を詳しく診断するために必要な検査ですが、放射線の取り扱いには法律で厳しい管理があり、安心して受けていただけるように工夫されています。

放射線を扱うのは専門の職業の人だけ

エックス線検査を行うには、医師や歯科医師、診療放射線技師といった専門職の人だけが法律で認められています。これらの職業の人たちは、放射線の安全性やリスクに関する十分な知識を持ち、患者さんの健康を守るために管理責任を担っています。

例えば、エックス線装置には「照射筒」と呼ばれる装置が設置され、放射線を必要な方向に絞り、無駄なく使うよう工夫されています。これにより、周囲への放射線漏れを最小限に抑えることができます。

また、放射線の透過力を調整するフィルターや、放射線が自動で止まる「デッドマン式」のタイマーなども、安全を守るための工夫の一つです。

エックス線室の管理で安全性を確保

エックス線を使う場所、いわゆるエックス線室も厳格に管理されています。ここは「管理区域」と呼ばれ、外への放射線漏れが起きないように法的に設定されています。エックス線室の入り口には、立ち入り禁止の看板が設置されているので、患者さんもよく目にするかもしれません。

これらの管理により、患者さんが放射線にさらされるリスクが最小限に抑えられています。

患者さんの被ばくについて

患者さん自身の被ばくに関しては、法的な基準はありませんが、医師が放射線を使う必要性をしっかりと考慮して診断を行います。つまり、検査によって得られる情報が、患者さんの健康にとって大きなメリットをもたらす場合にのみ、エックス線検査が行われます。

例えば、交通事故や急な症状での診察の場合でも、医師がエックス線を使用し、必要な治療を進めることがあります。

放射線に関する知識の重要性

放射線を扱う歯科医師や診療放射線技師は、専門的な教育を受け、国家試験でも放射線に関する知識が問われます。安心して診察を受けていただけるよう、これらの安全管理がしっかりと行われています。

患者さんが安心してエックス線検査を受けられるよう、放射線の取り扱いは徹底された管理の下で行われています。もしエックス線検査が必要となった場合でも、どうぞご安心ください。

 
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