子どもが顔面をぶつけて乳歯がグラグラしてしまいました。永久歯には影響ありますか?
子どもが転んだり、顔をぶつけたりして乳歯がグラグラしてしまうと、親御さんはとても心配になりますよね。特に「永久歯に影響が出るのでは?」という不安を感じる方も多いでしょう。今回は、乳歯の外傷が永久歯に与える影響について詳しく解説します。
✅ 乳歯のぐらつきはどうして起こる?
乳歯がぐらつく原因は、以下のようなものがあります。
- 歯の脱臼(亜脱臼)
外傷によって歯が衝撃を受け、歯根膜が損傷することで歯がグラグラする状態です。 - 歯の破折
歯の根元が折れている場合、ぐらつきがひどくなります。 - 歯根の吸収の進行
もともと乳歯が抜ける時期に近づいている場合、衝撃で歯根の吸収が早まることがあります。
🦷 永久歯への影響はあるの?
乳歯の根の下には、これから生えてくる永久歯が待機しています。そのため、乳歯の外傷が永久歯に影響を及ぼすこともあります。主な影響としては以下が考えられます。
1️⃣ エナメル質の形成不全
乳歯の外傷が強い場合、永久歯のエナメル質形成が妨げられ、白斑(ホワイトスポット)や変色が生じることがあります。
2️⃣ 萌出位置の異常
乳歯の根が損傷し、永久歯の位置がずれて生えてくる可能性があります。
3️⃣ 歯の変色や奇形
永久歯の歯冠部分に損傷が及ぶと、歯の形が変形することもあります。
🔎 放置せずに早めに歯医者へ!
乳歯がぐらついた場合、放置すると感染リスクが高まり、永久歯に悪影響を及ぼす可能性があります。
「トワデンタルクリニック人形町」 では、お子さまの外傷後の経過観察や必要に応じた処置を行っています。以下のような場合は、すぐに歯医者を受診しましょう。
- 歯のぐらつきが強い
- 出血が止まらない
- 歯の色が変わった
- 歯ぐきが腫れている
💡 乳歯が抜けた場合の対応は?
乳歯が完全に抜けてしまった場合、すぐに歯医者に相談してください。抜けた乳歯は再植できませんが、後続の永久歯の位置異常を防ぐために、スペースの管理が必要になる場合があります。
📝 まとめ
乳歯の外傷が永久歯に影響を及ぼすことはありますが、適切な処置を行うことでリスクを最小限に抑えられます。
「トワデンタルクリニック人形町」 では、お子さまの歯の外傷に関する診断・治療を行っておりますので、気になる症状があれば、ぜひご相談ください。
💡 お子さまの歯の健康を守るために、定期的な検診もおすすめです!