高血圧ですが歯科治療を受けるにあたって注意することはありますか?
高血圧(140/90mmHg 以上)は、日本でも多くの方が抱える生活習慣病の一つです。自覚症状がない場合でも、放置すると脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患につながるリスクがあります。そんな高血圧の方が歯医者で治療を受ける際には、特別な注意が必要です。
歯科治療中はストレスや痛みで血圧が上昇することがあり、コントロールされていない高血圧の方では治療中の血圧の急上昇、脳卒中、心筋梗塞などのリスクが高まる可能性があります。そこで今回は、高血圧の患者さんが安心して歯科治療を受けられるよう、注意すべきポイントとトワデンタルクリニック人形町での対応について詳しく解説します。
✅ 1. 歯科治療前に必ず血圧の申告を
まず大切なのは、歯科医師に自分の血圧の状態を伝えることです。血圧が安定している場合とコントロール不良の場合では、治療中の対応が異なります。特に次の情報を歯医者に伝えることが重要です。
- 現在の血圧の値(できれば直近の測定結果)
- 服用している降圧薬の種類・服薬状況
- 高血圧以外の持病(糖尿病、心疾患、脳梗塞の既往歴など)
- 過去に歯科治療中に具合が悪くなった経験があれば、その内容
特に、降圧薬(ARB、Ca拮抗薬、βブロッカーなど)を服用している方は、治療中の血圧変動に配慮した対応が必要です。
✅ 2. 血圧が高すぎる場合は応急処置のみになることも
歯科治療の際に、収縮期血圧(上の血圧)が180mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が110mmHg以上の場合、基本的には抜歯や外科的処置などの侵襲的な治療は控えるべきとされています。この場合、応急処置のみを行い、血圧の安定を優先するのが安全です。
また、軽度の虫歯治療やクリーニングでも、血圧の状態によってはリスクがあるため、事前に主治医と相談し、必要なら血圧のコントロールをしてから治療を受けることが望ましいです。
✅ 3. 麻酔の使用に注意!アドレナリンの影響とは?
歯科治療では、局所麻酔が多く使用されます。麻酔の中にはアドレナリン(エピネフリン)という血管収縮剤が含まれており、麻酔効果を持続させる役割があります。しかし、アドレナリンには心拍数の増加や血圧の急上昇を引き起こす可能性があるため、高血圧の方に使用する際には細心の注意が必要です。
👉 アドレナリンのリスクを軽減する方法
- アドレナリンを含まない麻酔を選択する
- 麻酔時には血圧・脈拍をモニタリングして慎重に経過を観察する
トワデンタルクリニック人形町では、患者さんの血圧状態に応じた麻酔の選択を行い、安全に配慮した治療を提供しています。
✅ 4. ストレスや不安による血圧上昇を防ぐ
歯科治療時には、緊張や不安が原因で血圧が急上昇することがあります。特に高血圧の方は、治療前のストレス管理が重要です。
👉 リラックスするためのポイント
- 深呼吸やリラックス法を取り入れる
- 短時間で治療を終える、または数回に分けて治療する
- 静かで落ち着いた環境で治療を受ける
- 必要なら**鎮静法(笑気吸入鎮静法)**の併用も検討する
✅ 5. 出血リスクの管理
高血圧の方や抗血栓薬(ワーファリン、バイアスピリンなど)を服用している方では、抜歯や外科処置の際に止血が難しいことがあります。そのため、歯科治療前には抗血栓薬の継続・中断について主治医と相談し、必要に応じて治療計画を調整します。
特に、抗血栓薬を中断すると血栓症のリスクが高まるため、**安全な止血法(圧迫止血・ゼラチンスポンジの使用など)**を用いながら、治療後の経過観察も行います。
✅ 6. 治療後も体調管理に注意
治療後は、血圧の変動や体調の変化に注意しましょう。特に、めまい、頭痛、胸痛などの異常を感じた場合は、すぐに歯科医師や医師に相談してください。
🦷 高血圧の方も安心!トワデンタルクリニック人形町での対応
トワデンタルクリニック人形町では、高血圧の患者さんでも安心して治療を受けられるよう、以下の対応を徹底しています。
✅ 血圧測定とモニタリング
- 治療前後の血圧チェック
- 必要があれば治療中の血圧管理
✅ 患者さんごとの治療計画の配慮
- 血圧の状態に応じた治療内容の選択
- 治療時間の短縮、休憩時間の確保
✅ 麻酔・出血リスクの管理
- 低濃度アドレナリン麻酔の使用
- 止血処置の強化と術後管理
📝 まとめ
高血圧の方でも、適切な準備と慎重な対応を行えば、安心して歯科治療を受けることができます。トワデンタルクリニック人形町では、患者さんの全身状態に配慮した丁寧な診療を心がけています。
「高血圧だから歯医者に行くのが不安…」と感じている方も、ぜひトワデンタルクリニック人形町までご相談ください。安心して治療を受けられるよう、私たちが全力でサポートいたします!