知覚過敏について
こんにちは。トワデンタルクリニック人形町です。
毎日暑い日々が続き、冷たいものを飲む機会が増えてきましたね。
冷たい飲み物が歯にあたると、キーンと歯の痛み、、
もしかしてむし歯かな?と不安になることも。
実際にむし歯である可能性もあるので、不安なときは歯科医院を受診しましょう。
ただ、むし歯でないのに歯がしみやすくなってしまう方もいます。
これを「知覚過敏」と呼びます。
知覚過敏は病気ではないので治す必要のないものではありますが、この症状があまりに強いと飲み物を飲むときや歯磨きの際に非常に不快症状を呈してくる場合がありますので、日常生活に支障がでる程度であれば治療することもあります。
知覚過敏は歯の根元の部分がすり減ることで起こることが多いです。
これをかけている部分の形になぞらえて、「くさび状欠損」(Wedge Shaped Defect; WSD)と呼んでいます。
くさび状欠損が起こる原因の主な理由はさまざまですが、歯ブラシの摩耗によっておこると言われています。
この症状が出た方にはまず、普段お使いの歯ブラシのチェックを行います。ほとんどの方は固い毛の歯ブラシを使っていたり、歯ブラシを当てるときの圧力が強すぎるかたですので、歯みがき指導を行います。
それでも改善が見られない場合は次の治療が考えられます。
- 知覚過敏抑制剤を塗布
- マウスピースなどの咬合のコントロール
- くさびの部分を樹脂で埋める
下に行くほど優先順位は低くなりますが、最初から③を選択しないのは、歯以上に丈夫な材料ではないのできちんとつめても、かみしめや強い歯ブラシの習慣が変わらない限りまた摩耗してしまうからということと、かえって清掃性が悪くなる可能性があるからです。
何度も知覚過敏を繰り返す方はまず生活を見直してみることが大事ですので、歯科医院で検診を受けてみましょう。
気づかなかった自分の習慣を教えてくれるかもしれません。