インプラントとブリッジどちらが良いの?
歯がなくなってしまったとき、よくインプラントとブリッジどちらが良いかを患者さんに聞かれることがあります。
インプラントとブリッジのどちらが良いかは、個々の状況や患者さんのニーズによって異なります。それぞれの特徴や利点を考慮する必要があります。
インプラントとは
インプラントは人工的に作られたチタン製の歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯(クラウン)を取り付ける治療法です。
利点:
- 長期的な解決策:インプラントは非常に耐久性があり、正しいケアと定期的なメンテナンスがされれば長期間持続します。
- 隣接歯の影響が少ない:インプラントは隣接する歯に依存しないので、周囲の歯の削り取りが不要です。
- 骨の健康維持:インプラントが骨に負荷をかけることで、骨の密度や形状を維持する助けになる場合があります。
注意点:
- 手術的な処置が必要:
インプラント手術は手術的なプロセスであり、骨の量や質が不足している場合は追加の処置が必要となることがあります。 - 治療期間が長い:
インプラント治療は通常数ヶ月から半年以上かかることがあります。骨への統合(オッセオインテグレーション)が完了するまでに時間がかかるためです。
ブリッジとは
ブリッジは欠損している歯の間にある歯(欠損している歯の隣の歯)を支えにして作られた人工の歯で、通常はセラミックで作られますが、保険適応のものは金属に限られます。
利点:
- 簡単で迅速な治療:ブリッジは通常、比較的短い期間で治療が完了します。インプラントよりも即時的に歯を取り戻すことができます。
- 手術が不要:ブリッジの治療過程には手術的な処置が必要ありません。従って、より手軽な選択肢となり得ます。
- 比較的低コスト:ブリッジの治療費用はインプラントよりも低く、費用面での負担が少ないことがあります。
注意点:
- 周囲の歯に負担をかける可能性がある:
ブリッジを作るためには、欠損していない歯を削る必要があります。そのため、周囲の歯に余分な負担がかかる可能性があります。 - 寿命がインプラントよりも短いことがある:
ブリッジは周囲の歯の健康状態や咬合力の影響を受けやすく、インプラントよりも寿命が短い場合があります。
どちらが良いかはひとそれぞれ
インプラントとブリッジのどちらが良いかを決定するには、以下のような要素を考慮することが重要です:
- 欠損している歯の数と位置
- 周囲の歯の健康状態
- 骨の量と質
- 個々の健康状態や口腔の状態
- 費用や治療期間に関する予算的な制約
これらの要素を歯科医とよく相談し、最適な治療方法を選択することが大切です。
トワデンタルクリニック人形町は歯科の治療をほとんど網羅していますので、多角的に判断しそれぞれにあった治療方法をご提案しています。