指しゃぶり、可愛いけど…実は歯並びに影響するの?
指しゃぶり、可愛いけど…
実は歯並びに影響するの?
赤ちゃんが小さな指を口に含んでチュッチュする姿は、本当に可愛いですよね。でも、そんな可愛い指しゃぶりも、長く続くと歯並びに悪影響を及ぼす可能性があるってご存知ですか?
今回は、指しゃぶりと歯並びの関係について、小児歯科医の視点から詳しく解説していきます。
指しゃぶりはなぜ歯並びに
影響を与えるの?
指を吸うことで、口の中は負圧状態になります。この状態が長く続くと、歯並びに以下の様な影響が出る可能性があります。
- 出っ歯になる:上の前歯が前に突き出すように生えてしまうことがあります。
- 開咬になる:上下の前歯に隙間ができてしまうことがあります。
- 上顎が狭くなる:上顎が狭くなり、歯が並ぶスペースが不足してくることがあります。
いつまでなら大丈夫なの?
一般的に、3歳頃までは指しゃぶりは自然な行動とされています。この時期の指しゃぶりは、赤ちゃんが安心感を得たり、眠りにつくための手段として役立っていると考えられています。
しかし、3歳以降も指しゃぶりを続けていると、歯並びに悪影響が出てくる可能性が高まります。
指しゃぶりをやめさせるには?
指しゃぶりをやめさせるのは、子どもも親も大変ですよね。無理にやめさせようとすると、かえって逆効果になることもあります。
- 原因を探る:指しゃぶりをする原因を探ってみましょう。例えば、眠る前や不安な時に指をしゃぶる場合は、別の方法で安心感を与えてあげたり、抱っこをしてあげるなど、原因となる行動を別のものに置き換えてみましょう。
- 褒める:指をしゃぶっていない時や、別の遊びをしている時に褒めてあげましょう。
- 歯科医に相談する:歯並びへの影響が心配な場合は、小児歯科医に相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応ができます。
まとめ
指しゃぶりは、子どもの成長過程において自然な行動ですが、長く続く場合は歯並びに悪影響を与える可能性があります。3歳以降も指しゃぶりを続けている場合は、早めに歯科医に相談することをおすすめします。
大切なのは、子どもを責めたり急かしたりせず、根気強く対応することです。
この記事が、指しゃぶりでお悩みのお父さんお母さんの参考になれば幸いです。
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