親知らず、痛くなくても抜いたほうがいい?
「親知らずって、痛くなければ抜かなくてもいいんじゃないの?」
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。実は、親知らずは痛くなくても抜いた方がいいケースがあるんです。
今回は、親知らずの抜歯について、痛くないのに抜くべき理由や抜歯の疑問を徹底解説します。
なぜ痛くないのに親知らずを
抜く必要があるの?
親知らずは、一番奥に生える歯で、他の歯と比べて生え方が不規則なことが多く、虫歯や歯周病になりやすいという特徴があります。
抜いた方がいい親知らずの特徴
- 横向きや斜めに生えている
歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。 - 埋まっている
全く歯茎から出ていない、または一部しか出ていない状態です。 - 他の歯を押している
歯並びが悪くなったり、噛み合わせに影響が出たりする可能性があります。
痛くないのに抜くべき理由
-
- 虫歯や歯周病のリスクが高い
早期発見できれば治療できますが、進行すると抜歯が必要になる場合もあります。 - 他の歯に悪影響を与える
歯並びが悪くなったり、噛み合わせが崩れたりすることで、頭痛や肩こり、顎関節症の原因になることもあります。 - 将来的なトラブルに繋がる
嚢胞や腫瘍といった病気を引き起こす可能性もゼロではありません。
- 虫歯や歯周病のリスクが高い
親知らずを抜く前に
知っておきたいこと
抜歯前に必要な検査
抜歯の前に、必ずCT検査を行い、歯の生え方や神経との位置関係などを詳しく調べます。これにより、より安全な抜歯計画を立てることができます。
下歯槽神経とは?

↑下歯槽神経の走行
下歯槽神経は、あごの下を通る神経で、抜歯の際に傷つけてしまうと、唇やあごに麻痺が残る可能性があります。CT検査で神経との位置関係をしっかりと確認し、慎重に抜歯を行います。
抜歯の難易度と治療期間
抜歯の難易度は、歯の生え方や位置、骨の状態によって異なります。簡単なものであれば30分程度で終わりますが、複雑な場合は1時間以上かかることもあります。また、抜歯後の腫れや痛みは個人差がありますが、通常は数日で落ち着きます。
矯正との関係
歯並びが悪い場合、親知らずが原因となっていることがあります。矯正治療を行う前に、親知らずを抜歯することで、より良い治療効果が期待できます。
抜歯後の注意点
抜歯後は、出血や腫れ、痛みなどが起こることがあります。医師の指示に従い、安静にし、処方された薬を正しく服用しましょう。
即日抜歯は可能?
即日抜歯は、歯の状態や患者さんの身体状況によって判断されます。簡単な抜歯であれば、即日で行える場合もありますが、複雑な場合は数日に分けて治療を行うこともあります。
まとめ
親知らずは、痛くなくても抜いた方がいいケースが多くあります。特に、虫歯や歯周病のリスクが高い、他の歯に悪影響を与えている、将来的なトラブルに繋がる可能性がある場合は、抜歯を検討する必要があります。
抜歯を迷っている方は、一度歯科医院を受診し、歯科医師に相談することをおすすめします。
【この記事を読んだあなたへ】
- 親知らずについてもっと詳しく知りたい方
- 抜歯を検討している方
- 矯正治療を考えている方
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