子供が怖がって歯医者に行きたがりません。どうしたらいいですか?
2024.05.08
「うちの子、歯医者さんが大嫌いで困ってるんです…」「治療のたびに泣いて暴れて大変…」そんなお悩みを持つ方、多いのではないでしょうか。たしかに、大人でも歯医者が苦手な人がいるくらいですから、小さな子どもが怖がるのも無理はありません。でも、だからといって治療を避けるわけにはいかないですよね。
今回は、子どもの「歯医者嫌い」を少しでも軽くするためのコツや、親としてできるサポートについてお話しします。
どうして子どもは
歯医者が嫌いになるの?
子どもが歯医者を嫌いになる理由、いくつか思い当たるものはありませんか?
- 痛い経験がトラウマになっている
歯を削ったり、抜いたりする治療で痛い思いをした記憶が強く残っていることがあります。「歯医者=痛いところ」と思い込んでしまうのも無理はありません。 - 恐怖を煽る言葉を聞いた
「ちゃんと歯を磨かないと、歯医者さんで痛いことされるよ!」なんて言葉、つい口にしてしまうことありませんか?こうした言葉は、歯医者への恐怖心を助長してしまうことがあります。 - 何をされるのかわからない不安
子どもは自分の歯の状態を理解するのが難しいので、「なぜ治療が必要なのか」がわからないまま治療を受けると、不安や恐怖が膨らんでしまいます。
子どもの「歯医者嫌い」を
軽くするためのコツ
1. 怖くない場所だと思わせる工夫を!
まずは、歯医者さんに対する恐怖心を取り除くことが大事です。
- 歯医者さんの役割をわかりやすく伝える
「歯医者さんは○○ちゃんの歯をきれいにしてくれるんだよ」「虫歯を治してもらえば、もっと痛くなくなるよ」といった説明をしてみてください。子どもが理解しやすい言葉で、歯医者さんの役割を伝えると安心感が生まれます。 - 「痛くないよ」は言わない
「痛くないよ」と言ってしまうと、もし治療中に痛みがあった場合、「ママ(パパ)は嘘をついた」と思われてしまいます。その代わり、「ちょっと痛いかもしれないけど、歯を治すためだからね」と正直に伝え、納得してもらうことが大切です。
2.信頼できる歯医者さんを
選ぶ
親御さん自身が通っている歯医者さんが子どもにも合うとは限りません。小児歯科に特化した歯医者さんを選ぶのもおすすめです。
- 小児歯科の歯医者さんがおすすめ
子ども向けの治療に慣れている小児歯科では、治療をスムーズに進める工夫がされています。いきなり治療に入るのではなく、まずは椅子に座る練習をしたり、歯を磨くだけのステップを踏んだりして、子どもと信頼関係を築く時間を取ってくれます。 - 無理に治療しない歯医者さんを探そう
子どもが暴れた場合、押さえつけて治療を進めることもありますが、それが逆効果になることも。無理をせず、子どものペースに合わせてくれる歯医者さんなら、安心して通えますよ。
3.治療後の声掛けが大事!
治療が終わった後、親御さんの声掛け次第で子どもの気持ちは大きく変わります。
- ポジティブな言葉をかけてあげる
「怖かったね」「痛かったね」と声を掛けると、恐怖や痛みの記憶だけが強く残ってしまいます。代わりに、「歯がきれいになってよかったね」「歯医者さんに治してもらって助かったね」といったポジティブな言葉で、治療の良い部分を強調しましょう。 - 歯医者さんへの感謝を伝える
治療後に一緒に「ありがとうございました」とお礼を言うことで、親が歯医者さんを信頼していることを子どもに伝えることができます。親が安心している姿を見せると、子どもも自然と歯医者さんを信頼できるようになります。
4.歯医者さんを
「特別じゃない場所」にする
歯医者さんを怖いところではなく、身近な存在に感じてもらう工夫も大切です。
- 絵本や動画でイメージを作る
歯医者さんが出てくる絵本やアニメを見せると、「歯医者さんってこんな場所なんだ!」と安心感が芽生えます。 - 定期検診で慣れてもらう
虫歯の治療ではなく、定期検診で歯医者さんに行く機会を作るのも効果的です。痛みを伴わない検診を通じて、歯医者さんが「怖くない場所」と感じてもらえます。
親子で一緒に
「歯医者嫌い」を克服しよう!
子どもの歯医者嫌いは、親の工夫次第で少しずつ軽くしていくことができます。今回ご紹介した方法を試してみて、子どもが安心して歯医者さんに通えるようサポートしてあげてください。
「トワデンタルクリニック人形町」では、お子さまがリラックスできるよう、丁寧な説明と楽しい雰囲気作りを大切にしています。お子さまの歯医者嫌いでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちと一緒に、子どもの笑顔を守りましょう!