ラバーダムを使った根管治療について
2024.02.01
こんにちは。
トワデンタルクリニック人形町の歯科医師、戸川と申します。
歯科医院の治療において、とても大きなウェイトを占めるのが根管治療です。
「神経を取る」などと呼ばれることもありますが、それは根管治療のなかのごく一部のことで
ほとんどは歯の内部の根管と呼ばれる空間の感染を除去することにあります。
歯の内部の構造はもともと歯の神経=「歯髄」とよばれる組織で満たされていますが
むし歯や歯周病でひとたび最近が内部に入り歯髄が汚染されると、感染根管と呼ばれる状態になります。
この感染根管は一度なってしまうと治すのが非常に大変です。
もともと歯の中には細菌はいなかったはずなのですから、見えない細菌を除去しながら無菌化するのは非常に困難なことです。
歯は臓器であり体内です。唾液や外来からの汚染をが根管内に入り込んだ状態で精度の良い治療はできません。
その根管治療をより精度を高めるために用いるのがラバーダムです。
ラバーダムを行っている歯科医院は全国で5%と言われています。
トワデンタルクリニック人形町は保険の治療でもラバーダムを行って治療しています。
ラバーダムを行わなくても治る歯もあるかもしれませんが、末永く使う自分の歯なら不確実性をできるだけ排除しておきたいですね。
トワデンタルクリニック人形町
院長 戸川