ノンメタルクラスプデンチャーとは?
2024.06.22
ノンメタルクラスプデンチャーとは?
ノンメタルクラスプデンチャーは、一般的な部分入れ歯(部分義歯)とは異なり、金属の留め具(クラスプ)を使用せずに固定できる入れ歯のことです。弾力性のある特殊な樹脂を使用することで、歯ぐきや残っている歯になじみやすく、自然な見た目になるのが特徴です。
ノンメタルクラスプデンチャーの特徴とメリット
- 金属が見えないため、審美性が高い
・金属製のクラスプ(留め具)がないため、口を開けたときに入れ歯が目立ちにくい。
・歯ぐきの色になじむため、自然な見た目を実現。 - 軽くてフィット感が良い
・弾力性のあるナイロン系樹脂などを使用し、違和感が少ない。
・従来の金属クラスプ義歯に比べて軽い。 - 金属アレルギーのリスクがない
・金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない。
・金属イオンの溶出による歯や歯ぐきの変色リスクも少ない。 - 装着時の違和感が少ない
・柔軟性があるため、噛んだときの違和感が少なく、歯や歯ぐきに優しい。
・適合が良く、しっかり密着するので外れにくい。
デメリット・注意点
- 耐久性が劣る場合がある
・金属と比較すると樹脂は強度が劣るため、長期間使用すると割れたり破損することがある。
・修理が難しいケースがあるため、破損時には作り直しが必要なことも。 - 調整・修理が難しい
・通常の部分入れ歯と比べて修理が難しく、再製作が必要になる場合がある。
・適合が悪くなった場合の調整も一般的な入れ歯より難しいことがある。 - 支えとなる歯に
負担がかかることがある
・クラスプ(留め具)がないため、入れ歯の安定性が支えとなる歯に依存することが多い。
・適切な設計がされていないと、残存歯に負担がかかりやすい。
ノンメタルクラスプデンチャーはこんな方におすすめ
- 入れ歯を目立たせたくない方
- 金属アレルギーが心配な方
- 軽くて違和感の少ない入れ歯を希望する方
- 部分入れ歯の装着感を良くしたい方
ノンメタルクラスプデンチャーの種類
- ナイロン系(フレキシブルデンチャー)
・柔軟性があり、歯ぐきにフィットしやすい。
・割れにくいが、修理や調整が難しい。 - ポリエステル系(高耐久タイプ)
・適度な硬さと弾力性を兼ね備え、適合が良い。
・耐久性が比較的高いが、修理は難しいことが多い - 金属フレーム併用タイプ
(ノンメタルクラスプ+金属床)
・金属のクラスプはないが、床部分に金属を使用することで強度を補強。
・薄くて快適な装着感を実現。
まとめ
ノンメタルクラスプデンチャーは、見た目が自然で、快適な装着感が特徴の入れ歯ですが、耐久性や修理の面で注意が必要です。入れ歯の種類や設計によってメリット・デメリットが異なるため、歯科医院で相談しながら、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
興味がある方は人形町の歯科のトワデンタルクリニック人形町までお気軽にご相談ください!